第81回日本消化器外科学会総会において、順天堂大学肝胆膵外科との共同研究成果を報告

2026.7.22

膵臓がんにおける高いCTC検出率を確認、マイクロCTC検査の新たな可能性を提示

第81回日本消化器外科学会総会WEBページより(https://jsgs-meeting.jp/81/)

順天堂大学肝胆膵外科と共同研究を進めてきたマイクロCTC検査に関する研究成果※が、 2026年7月15日(水)から17日(金)にかけて開催された第81回日本消化器外科学会総会で発表されたことをお知らせいたします。

※順天堂大学肝胆膵外科との「膵がんにおける血中循環がん細胞の意義に関する検討を目的とした共同研究」

本研究では、従来の腫瘍マーカーだけでは見つけにくい早期の膵がんや腫瘍マーカーが正常な症例においても、血液中のがん細胞(CTC)を捉えられる可能性が示されました。

膵臓がんは、日本において罹患者数・死亡者数ともに増加傾向にある難治性のがんです。診断時にすでに進行しているケースが多く、自覚症状が出にくいことから、「サイレントキラー」とも呼ばれます。

現在、膵臓がんの補助的な血液検査として「CA19-9」という腫瘍マーカーが広く使われていますが、早期のがんでは陽性になりにくく、腫瘍マーカーを用いたがんの早期発見は困難であるという課題があります。

また、膵臓がんは、がんの中でも早期発見が難しい疾患の一つとされており、とりわけStage0・Stage1の段階で異常を捉えることは、その後の治療方針の検討や予後の観点からも重要な課題です。

そこで血液中を流れる「CTC(Circulating Tumor Cells/ 血中循環がん細胞)」に注目しました。CTCとは、原発のがんから血液中に流れ出した「がん細胞」のことで、血液を用いた液体生検「リキッドバイオプシー」のひとつです。

これまで早期膵臓がんにおけるCTCの検出は容易ではないとされ、特にStage0/1における検出は困難であると考えられてきました。

こうした中、今回の共同研究では、Stage0/1およびStage2以降の膵臓がん症例において、従来の認識を上回る高いCTC検出率が示されました。本結果は、早期の膵臓がん領域における血液検査を通じた新たなアプローチの可能性を示唆するものです。

マイクロCTC検査は、すい臓がんを含めたあらゆるがん種におけるがんの早期発見の実現を目指し、今後も研究・開発を進めてまいります。

詳細はこちら:https://micro-ctc.cellcloud.co.jp/

前の記事
一覧へ戻る
マイクロCTC検査
©︎2023 Cellcloud.