渋谷区では6種類のがん検診を実施しており、うち5種類はクーポン利用により無料で受けられます。
ただし、それぞれ対象年齢があるため渋谷区民が全員無料でがん検診を受けられるわけではありません。
本記事では、無料クーポン券の対象者や渋谷区のがん検診の内容、実施医療機関、検査の流れなど詳しく解説します。
また、複数のがんリスクをまとめて調べられるがん検診もあわせて紹介するため、渋谷区のがん検診は対象外で受けられない方、効率的ながん検診を受けたい方もぜひ参考にしてください。
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渋谷区のがん検診制度について(令和8年度)

渋谷区では6種類のがん検診を実施しており、うち5種類は対象年齢であれば無料で受けられます。
令和8年度に渋谷区で受けられるがん検診の種類、受診までの流れ、実施医療機関の調べ方など詳しく解説します。
受けられるがん検診の種類
令和8年度に渋谷区で受けられるがん検診は、次の6種類です。
- 胃がん検診
- 肺がん検診
- 大腸がん検診
- 乳がん検診
- 子宮頸がん検診
- 前立腺がん検診
前立腺がん検診は単独で実施しておらず、ほかのがん検診と同時受診となります。また、前立腺がん検診のみ有料です。
前立腺がん検診以外は、クーポン券を活用して無料で受けられます。
検診を受ける際の流れ
渋谷区のがん検診を受けるまでの流れは、次のとおりです。
- 対象者にクーポン券が届く(対象外の方は申請が必要)
- 希望するがん検診に対応している医療機関を選ぶ
- 医療機関に電話して予約する
- 受診当日はクーポン券、問診票、本人確認できるものなどを持参する
無料クーポン券はがん検診の対象者全員に届くわけではなく、対象年齢の方のみに一括発送されます。
手元にクーポン券がない方でがん検診の受診を希望する場合は、まず電話もしくは窓口でクーポン券発送の申請を済ませましょう。
申請先は、次のとおりです。
- 電話:地域保健課健康推進係 03-3463-2412
- 窓口:渋谷区保健所7階 地域保健課健康推進係
医療機関に予約を入れる際は手元にクーポン券を用意し、渋谷区のがん検診を希望していることを必ず伝えてください。検診結果は約1か月後に届きます。
検診実施場所の調べ方
渋谷区のがん検診に対応している医療機関は、渋谷区の公式サイトから確認できます。
医療機関ごとに対応しているがん検診の種類や休診日が異なるため、自身の希望とライフスタイルに適した実施先を調べて予約しましょう。
渋谷区のがん検診の内容

がん検診の検査内容は、がんの種類により異なります。
渋谷区で実施している6種類のがん検診の内容について、詳しく解説します。
胃がん
胃がん検診では基本的に、50歳以上の偶数年齢の方は胃内視鏡検査をおこないます。ただし、希望があればバリウムX線検査の選択も可能です。
45~49歳の方、50歳以上で奇数年齢の方はバリウムX線検査を実施します。
胃内視鏡検査は口や鼻から内視鏡カメラを挿入して、胃の中を観察する検査です。バリウムX線検査では、胃を膨らませる発泡剤と造影剤を飲んでから、胃の粘膜を観察します。
2つの検査を交互に受けると偽陽性判定が増える可能性があるため、どちらか一方を続けて受けましょう。
実施医療機関は検査ごとに異なるためよく確認する必要があります。
肺がん
肺がん検診では、40歳以上の方を対象に胸部X線検査をおこないます。
50歳以上の喫煙者で、1日の喫煙本数×喫煙年数で求められる喫煙指数が600を超える方は、喀痰検査もあわせて実施します。
胸部X線検査は、がんの可能性がある影の有無を確認する際に有効な検査です。
喀痰検査は喫煙指数が高い方のみが対象で、痰の中にがん細胞がないかを調べます。喀痰検査単独では受けられません。
大腸がん
大腸検査では、40歳以上の方を対象に便潜血検査で便の中に血液が含まれていないか調べます。
大腸がんが原因の出血は毎日あるとは限らないため、検体1本のみでは不十分で採便は2日間おこないます。
便潜血検査は、目に見えない微量の血液の検出に効果が期待できる検査です。
乳がん
乳がん検診では、乳房を圧迫して平らにした状態で撮影するマンモグラフィ検査をおこないます。
対象は40歳以上の偶数年齢の女性ですが、奇数年齢の方でも前年度に乳がん検診を受けていない場合は受診可能です。
乳房を圧迫する際に痛みを感じる女性もいます。月経1週間前は痛みが出やすい傾向があるため、不安な方は月経前を避けて受診するとよいでしょう。
妊娠中や妊娠の疑いがある方、授乳中の方などは対象年齢でも受診できません。
子宮頸がん
子宮頸がん検診でおこなう検査は視診、内診、子宮頸部細胞診の3つです。
対象は20歳以上の偶数年齢の女性ですが、前年度に子宮頸がん検診を受診していない場合は奇数年齢でも受けられます。
視診は専用の器具を挿入して子宮頸部を観察、内診では腟に指を入れ子宮や卵巣の状態を確認します。
子宮頸部細胞診は、子宮頸部から細胞を採取するための検査です。採取した細胞は顕微鏡で異常がないか確認します。
月経中は受診できないため、月経終了から3日以上経過したタイミングで予約しましょう。
妊娠中や妊娠の疑いがある方、不正出血や腟炎で治療中の方は子宮頸がん検診を受けても問題ないか、事前に医師に相談する必要があります。予約前に必ず伝えてください。
前立腺がん
前立腺がん検診は渋谷区医師会が独自で実施している検診で、血中のたんぱく質量を調べるPSA検査をおこないます。
がんや炎症で前立腺組織がダメージを受けると、前立腺で作られるたんぱく質が血液中に漏れ出すことがあります。
PSA検査で血中のPSA値が100ng/mlを超える場合、前立腺がんの疑いや転移の可能性が強まるため、がん発見に有効な検査です。
渋谷区では前立腺がん検診の単独実施はしておらず、ほかのがん検診と同時受診する際に1,000円の自己負担が発生します。
渋谷区のがん検診で無料クーポン券が利用可能

渋谷区ではクーポン券の利用により、がん検診を無料で受けられます。
無料クーポン券は対象年齢の方には自動的に発送されますが、対象外の方は自身で申請する必要があります。万が一、無料クーポン券を紛失した場合でも、再発行が可能です。
渋谷区のがん検診で利用できる無料クーポン券の対象者や、再発行の仕方について解説します。
無料クーポン券の対象者
がん検診で利用できる無料クーポン券が自動的に発送される年齢は次のとおりです。
- 20歳
- 24歳
- 28歳
- 32歳
- 36歳
- 40歳
- 50歳
- 60歳
- 70歳
ただし、過去3年間に渋谷区のがん検診を受けていない場合は、対象年齢でも発送されないため申請が必要です。
また、対象年齢に該当しない方でがん検診の受診を希望する場合も、クーポン券の発送を申請しましょう。
対象者に無料クーポン券が送られる時期と、クーポン券を利用して受診できる期間は次のとおりです。
| 誕生月 | クーポン発送予定時期 | 受診期間 |
|---|---|---|
| 4~8月 | 4月上旬 | 4~9月 |
| 9~12月 | 7月上旬 | 7~12月 |
| 1~3月 | 9月上旬 | 9~2月 |
受診期間は原則延長されないため、自身が受診できる期間を確認して早めに予定を立てるとよいでしょう。
紛失した場合は再発行が可能
無料クーポン券を紛失した際は、渋谷区保健所の健康推進係で再発行の手続きを進めてください。
オンラインでの申し込み対応期間は終了しているため、電話もしくは窓口での手続きとなります。
がんの早期発見にマイクロCTC検査がおすすめ
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複数のがんの早期発見には、がん細胞そのものを捕捉するマイクロCTC検査がおすすめです。
国内に検査センターを設け迅速な検査体制を確立しており、高精度での判定が可能です。検査は1回5分の採血のみで済むため、忙しい方でも受けやすいでしょう。
渋谷区にある提携クリニックを一覧で紹介するとともに、マイクロCTC検査について詳しく解説します。
マイクロCTC検査の仕組み
マイクロCTC検査は、血中に漏れ出た間葉系のがん細胞のみを捕捉できる検査です。
がん細胞には、上皮性がん細胞と間葉系がん細胞の2種類があり、転移や浸潤を起こすリスクが高いのは運動性を獲得した間葉系がん細胞です。
マイクロCTC検査は、間葉系がん細胞の捕捉を得意とする抗体を活用した検査手法を国内で唯一導入しているうえ、必ず専門資格を有する検査技士が最終の細胞診断をおこなうため信頼性の高い結果を得られます。
採血は全国に200軒or院以上ある提携クリニックで対応しています。結果はオンライン上で確認できるため、再来院の必要がなく便利です。
国内唯一の手法と検査技士の診断による高水準の検査を、全国各地で受けられるのはマイクロCTC検査ならではの特徴です。
高精度で迅速な検査体制を確立
マイクロCTC検査は国内に検査センターを設けることで、迅速な検査体制を確立しています。
CTC検査を実施しているクリニックはいくつかありますが、採取した血液を海外に輸送して検査するケースが多く、時間経過に伴う検体の劣化や分析精度の低下などの問題があります。
しかし、マイクロCTC検査ならば採血後すぐに国内で検査できるため、上記の問題をクリアしています。
国内で完結する検査体制の面から見ても、マイクロCTC検査の結果は信頼できるでしょう。
渋谷区で検査可能なクリニック一覧
渋谷区でマイクロCTC検査が受けられるクリニックは、次のとおりです。
- 代々木ウィルクリニック
- 医療法人社団創友会 渋谷ヒラハタクリニック
- 渋谷イースト・クリニック
採血対応曜日と時間はクリニックごとに異なります。一覧表は次のとおりです。
| 曜日 | 代々木ウィルクリニック | 医療法人社団創友会 渋谷ヒラハタクリニック | 渋谷イースト・クリニック |
|---|---|---|---|
| 月曜 | 9~11時半、12~18時 | 9時半~12時半 | 12~15時 |
| 火曜 | 9~11時半、12~18時 | 9時半~12時半 | 12~15時 |
| 水曜 | 9~12時半 | 9時半~12時半 | 採血不可 |
| 木曜 | 9~11時半、12~18時 | 9時半~12時 | 12~15時 |
| 金曜 | 9~12時半 | 9時半~12時半 | 12~15時 |
| 土曜 | 9時半~12時 | 9時半~12時半 | 12~15時 |
| 日曜、祝日 | 採血不可 | 採血不可 | 採血不可 |
渋谷区は比較的選択肢が多いため、都合のよいクリニックを見つけやすいでしょう。予約はマイクロCTC検査の公式サイトから簡単に手続きできます。
渋谷区のがん検診に関するよくある質問

最後に、渋谷区のがん検診に関するよくある質問に回答します。
がん検診のメリットとデメリット、要精密検査と診断されたあとの対応、がんと診断された際の相談窓口について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
がん検診のメリット・デメリットは?
がん検診のメリットとデメリットは、次のとおりです。
- 早期発見と早期治療に役立つ
- 死亡率が減る
- がんになる前の病変が見つかる場合がある
- 異常が見つからないことで安心感を得られる
- 100%がんが見つかるとは限らない
- 偽陽性の可能性もある
- がん検診で体に負担がかかることがある
がん検診で小さながんを見落としたり、がん検診をきっかけに本来不要な手術治療がおこなわれたりするケースもゼロではありません。
そのため、がん検診の結果のみを過信しないことが大切です。
一方で、がん検診でがんを早期発見できると、効果的な治療を受けられる可能性が高まり、死亡率の減少につながります。
メリットとデメリットの両方をよく理解したうえで、健康管理に役立たせるとよいでしょう。
検診で要精密検査と診断された場合は?
がん検診で要精密検査と診断された際には、必ず医療機関でより詳しい検査を受けてください。
要精密検査の診断が、がんの確定を意味するわけではありません。がんの疑いがあることを示す結果にすぎないため、精密検査でがんの有無を確認する必要があります。
実際に、令和4年度のがん検診で要精密検査の診断後にがんが見つかった割合は、次のとおりです。
- 子宮頸がん:約1.2%
- 胃がん、肺がん:約1.8%
- 大腸がん:約2.9%
- 乳がん:約5.3%
がん検診で要精密検査と診断されても過度に心配せず、落ち着いて詳しい検査を受けましょう。
がんと診断された場合の相談窓口は?
渋谷区のがん検診後にがんが見つかった場合は、次のような相談窓口を利用するとよいでしょう。
- がん相談支援センター
- がん情報サービスサポートセンター
- ピアサポート
がん相談支援センターは、主にがん診療連携拠点病院に設置されており、通院していない方でも利用可能です。渋谷区では、渋谷区広尾にある日本赤十字社医療センターにあります。
通院先での相談ももちろん可能ですが、自宅の近くにも相談できる窓口があると安心です。
また、若い世代のがん患者には次のようなサイトの利用がおすすめです。
- AYA世代のがんとくらしサポート
- 小児・AYA世代がん経験者みんなの健康管理サイト
- 若くしてがんになったあなたへ
がんと診断されたら一人で抱え込まず、自身が活用しやすいサービスで不安や悩みを解消しましょう。
まとめ

令和8年度に渋谷区で実施しているがん検診は6種類あります。うち5種類は対象年齢であれば無料で受けられるため、積極的に活用するとよいでしょう。
ただし、無料クーポン券が自動的に配送されない年齢の方は申請手続きが必要です。
無料クーポン券が手元に届いたら、渋谷区の公式サイトでがん検診実施医療機関を調べて予約を入れましょう。
渋谷区のがん検診は対象外の方、負担の少ない検査を希望する方には、1回5分の採血のみで複数のがんリスクを判定できるマイクロCTC検査がおすすめです。
国内唯一の検査手法や、迅速な検査体制の確立により高精度の判定が実現しており、渋谷区には3件の提携クリニックがあります。
定期的ながん検診はがんの早期発見に効果的な方法で、健康管理に大いに役立ちます。自身に適した検査を選んで、活用するとよいでしょう。



