新宿区では公的資金を利用して、6種類のがん検診をリーズナブルな料金で実施しています。
なかには、自己負担金額が免除になる方や、クーポン券を利用して子宮頸がん検診と乳がん検診を無料で受けられる女性もいます。
定期的ながん検診は、がんの早期発見と早期治療、死亡率の低下に大きく影響するため、対象者の方は新宿区のがん検診を積極的に活用すべきです。
本記事では、新宿区のがん検診の内容や申し込み方法、実施医療機関、自己負担額が無料になる方の条件など詳しく解説します。
また、新宿区のがん検診対象外の方や、複数のがんリスクをまとめて調べたい新宿区民の方におすすめのがん検査もあわせて紹介するため、ぜひ参考にしてください。
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新宿区のがん検診制度について(令和8年度)

新宿区では6種類のがん検診を実施しています。
リーズナブルな料金に設定されていますが、中には自己負担金額が免除になる方もいるため、事前に確認したほうがよいでしょう。
新宿区で受けられるがん検診の種類と対象者、自己負担金額が免除になる方の条件について、詳しく解説します。
受けられるがん検診の種類・対象者
令和8年度に新宿区で受けられるがん検診の種類と対象者は、次のとおりです。
- 胃がん検診:胃内視鏡検査は50歳以上、胃部エックス線検査は40歳以上
- 大腸がん検診:40歳以上
- 肺がん検診:40歳以上
- 子宮頸がん検診:20歳以上の偶数年齢の女性
- 乳がん検診:40歳以上の偶数年齢の女性
- 前立腺がん検診:50歳以上の男性
初期のがんは症状が出ないことが多いため、無症状のうちから定期的にがん検診を受け続けることが大切です。対象年齢の新宿区民の方は進んで受けましょう。
自己負担金額が免除になる方
次の項目に該当する方は、自己負担金額が免除になります。
- 生活保護および中国残留邦人等の支援給付を受けている世帯の方
- 特別区民税非課税世帯の方
自己負担金額の免除を希望する場合、がん検診を受診する前に新宿区の窓口で必要な手続きを済ませる必要があります。
詳細は、受診券に同封されている書類を確認してください。
新宿区のがん検診の内容・費用

検査内容や費用はがんの種類ごとに異なるため、自身が受ける検診の詳細を事前に把握しておくとよいでしょう。
新宿区のがん検診の内容と費用について、詳しく解説します。
胃がん
胃がん検診の費用は検査ごとに異なり、胃内視鏡検査は2,000円、胃部エックス線検査は1,900円です。
胃内視鏡検査は、口または鼻から内視鏡を挿入して、胃の内側を観察する検査です。
胃部エックス線検査では、胃を膨らませる薬と造影剤を飲み、胃の粘膜を調べるためのエックス線撮影をおこないます。いずれの検査も、前日から食事制限が必須です。
胃がん検診の対象年齢は50歳以上ですが、胃部エックス線検査は40歳から受診可能です。
2つの検査を交互に受けると偽陽性判定の増加や偶発症の可能性が高まるデメリットがあるため、厚生労働省は同じ検査の継続受診を推奨しています。
大腸がん
大腸がんの費用は600円で、便潜血検査をおこないます。
便潜血検査とは、便の中に血液が混入していないか調べる検査で、目に見えない微量の血液の検出に役立ちます。
大腸にがんや炎症があると出血する傾向があるものの、毎日出血するとは限りません。そのため、2日分の便の提出が必要です。
事前に受診する医療機関で検査キットを受け取り、採便を済ませましょう。
肺がん
肺がん検診の費用は検査ごとに異なり、胸部エックス線検査のみは900円、喀痰細胞診も追加する場合は1,200円です。
胸部エックス線検査では、胸部を正面と側面の2方向から撮影し、がんの可能性がある影の有無を確認します。
喀痰細胞診は、1日の平均喫煙本数×喫煙年数(過去の喫煙も含む)が600を超える50歳以上の方が対象で、起床時の痰を3日分採取して痰の中にがん細胞が存在しないか確認します。
喫煙経験がある50歳以上の方は、自身が喀痰細胞診の対象か事前に確認しておくとよいでしょう。
子宮頸がん
子宮頸がん検診の費用は900円で、視診、内診、子宮頸部細胞診の3つの検査を実施します。
視診は腟から内部を観察する器具を挿入しておこなう検査、内診は腟に指を入れ内側とお腹側からそれぞれ軽く押して、子宮や卵巣の状態を調べる検査です。
細胞診では、専用の器具を用いて子宮頸部から細胞を採取します。なかには、多少出血する方もいるため、念のためナプキンを持参するとよいでしょう。
月経中を避けて予約してください。
乳がん
乳がん検診の費用は800円で、マンモグラフィ検査では乳房を平らになるまで圧迫して撮影します。40~49歳の方は2方向撮影、50歳以上の方は1方向撮影となります。
次のような女性は、対象年齢でもマンモグラフィ検査を受けられません。
- ペースメーカーを埋め込んでいる
- 豊胸手術を受けている
- 授乳中
- 妊娠中または妊娠の可能性がある
乳房を圧迫する際、月経前1週間は痛みが出やすい傾向があります。痛みが不安な方は自身の月経周期を確認して、予約のタイミングを調節するとよいでしょう。
前立腺がん
前立腺がんの費用は200円で、血中のたんぱく質量を測定するPSA検査を実施します。
PSAとはたんぱく質の一種です。がんや炎症により前立腺組織が正常に働かなくなると血中のPSA量が増えます。
PSA値の異常が前立腺がんに直結するとは限りませんが、100ng/mlを超える高い数値が出る場合には前立腺がんの疑いが強まります。
新宿区でがん検診を申し込みする際の流れ

新宿区でがん検診を受ける際は、実施医療機関を自身で調べて予約をする必要があります。
新宿区のがん検診を予約する方法や受診までの流れ、実施医療機関の調べ方など詳しく解説します。
予約方法・流れ
新宿区のがん検診を受診するまでの流れは次のとおりです。
- 手元にがん検診受診券を用意する
- 実施医療機関を調べる
- 希望する医療機関に直接連絡して予約する
- 大腸がん検診(便潜血検査)と肺がん検診(喀痰細胞診)を受ける場合は事前に容器を受け取る
- 受診日はがん検診受診券やマイナ保険証、自己負担金などを持参する
新宿区のがん検診対象者の方には、受けられる検診の受診券が1枚の台紙にまとめられた状態で送付されます。受診券は台紙から外さず、そのまま医療機関に持参しましょう。
万が一紛失した際は電子申請、電話、FAX、窓口のいずれかの方法で再発行の請求が必要です。
予約は受診を希望する医療機関に直接連絡して、当日は必要な持ち物を忘れず持参してください。検査結果は後日、受診先から説明されます。
実施医療機関
がん検診実施医療機関は、新宿区の公式サイトから確認できます。
一覧表で掲載されているため、自身が希望するがん検診に対応している医療機関を探しましょう。
診療時間を確認したい場合は医療機関に直接問い合わせる、もしくは厚生労働省の医療情報ネット(ナビイ)で調べられます。
新宿区のがん検診で無料クーポン券が利用可能

対象年齢の新宿区民は、子宮頸がん検診および乳がん検診で無料クーポン券を利用できます。
対象者には、受診券に無料クーポン券が同封されて届きます。検診当日、忘れずに医療機関に提出してください。
無料クーポン券を利用すれば、通常のがん検診とおなじ検査を無料で受けられるため、対象の方は積極的に活用するとよいでしょう。
新宿区でがん検診を受けるメリットとデメリット

がん検診の大きなメリットは、早期発見と早期治療、死亡率低下につながることです。
一方で、偽陰性や心理的負担などのデメリットもあるため、それぞれを正しく理解したうえでがん検診を受けることが大切です。
新宿区でがん検診を受けるメリットとデメリットについて、詳しく解説します。
がん検診のメリット
がん検診の主なメリットは次のとおりです。
- 早期治療が可能となり、死亡率が下がる
- 治療の幅が広がるうえ、負担も少ない
- 異常なしの判定で安心感が得られる
がんは発見が遅れるほど治療の選択肢が減り、根治が難しくなります。浸潤や転移が進む前に治療をはじめられると、肉体的にも精神的にも負担を大幅に軽減できるでしょう。
無症状のうちから定期的にがん検診を受け、早期発見につなげることで受けられるメリットは大きいです。
また、異常なしの検査結果を受け取ることで、次の検診まで安心して過ごせます。
がん検診のデメリット
がん検診には健康維持やがん治療の面で大きなメリットがある一方で、次のようなデメリットもあります。
- がんを見落とす可能性もある
- 本来不要な検査や治療につながることがある
- 検査による偶発症の可能性もゼロではない
- 要精密検査になると精神的な負担がかかる
がん検診で100%がんを発見できるとは限りません。
たとえば、小さすぎるがん、観察しにくい場所にあるがんが見落とされるケースや、がんの疑いが見つかった場合でも精密検査でがんではないと判定されるケースもあります。
また、ごく稀に内視鏡検査での出血やバリウムによる腸閉塞などの偶発症が起こる可能性もあります。
さらに、がん検診でがんの疑いが見つかった際には、精密検査の結果がわかるまで不安を抱え続けることになるでしょう。
がん検診では結果のみを鵜呑みにせず、上記のようなデメリットを踏まえたうえで健康管理に役立たせることが大切です。
マイクロCTC検査は全身のがんリスクを判定可能
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新宿区のがん検診の対象年齢ではない方や、自治体では実施していない種類のがん検診も受けたい方には、マイクロCTC検査の活用がおすすめです。
マイクロCTCは血中に漏れ出たがん細胞を捕捉する検査で、触診や画像検査では見つけにくい初期のがん発見に役立ちます。
検査は採血のみで所要時間は1回5分と短いため、仕事の合間でも受けやすいでしょう。
マイクロCTC検査の詳細や新宿区で検査可能なクリニックについて解説します。
マイクロCTC検査の特徴
マイクロCTC検査は、悪性度の高いがん細胞の捕捉を得意とするCSV抗体を活用した検査手法の導入により、高精度の検査が可能です。
捕捉するのは運動性を獲得したがん細胞で、陽性反応は浸潤や転移を起こしているがん、もしくは起こそうとしているがんが存在する可能性が高いことを示しています。
血液の反応のみでは判定せず、必ず細胞検査士の資格所有者が最終の細胞診断おこなうため、結果に納得感が伴いやすいです。
マイクロCTC検査はアフターフォローも充実しており、がん細胞が検出された際にはがんの専門医であるセンター長に無料相談ができます。
陽性反応後の精密検査でがんが確認された場合には、大学病院やがん専門病院への紹介状作成を依頼できるため、万が一のときも安心です。
検査は採血のみで負担が少ない
がん検診では触診や画像検査などを受けることが多いですが、マイクロCTC検査は1回5分の採血のみで済みます。
大腸がんや子宮頸がんは検査に抵抗を感じる方もいるでしょう。全身のがんリスクをまとめて調べる場合は検査の数も増えるため、時間的にも肉体的にも負担は大きくなります。
一方、マイクロCTC検査ならば体への影響は小さく、拘束時間も短いため気軽に受けやすいです。
検査に抵抗がありがん検診を受けていない方、がん検診に行く時間を確保できず受けられない方は、負担が少ないマイクロCTC検査を活用するとよいでしょう。
新宿区で検査可能なクリニック一覧
新宿区では、左門町2-6 ワコービル5階にあるN2クリニック四谷でマイクロCTC検査を受けられます。
N2クリニック四谷の採血対応曜日と時間は、次のとおりです。
| 曜日 | 採血可能時間 |
|---|---|
| 月曜 | 9~13時 |
| 火曜 | 9~13時 |
| 水曜 | 採血不可 |
| 木曜 | 9~13時 |
| 金曜 | 9~13時 |
| 土曜、日曜、祝日 | 採血不可 |
新宿区の隣接エリアでは、渋谷区、港区、千代田区などにも提携クリニックがあるため、アクセスがよいクリニックを見つけやすいでしょう。
空き情報はマイクロCTC検査の公式サイトで確認できます。直近は空きがなく予約できない傾向があるため、予定がわかり次第早めに予約を入れることをおすすめします。
新宿区のがん検診に関するよくある質問

最後に、新宿区のがん検診に関するよくある質問に回答します。
受診券の請求方法、がんを予防する方法を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
また、新宿区のがん検診で乳エコー検査や大腸内視鏡検査を受けられるかについても回答します。
受診券の請求方法は?
受診券を紛失した場合は、電子申請、または健康づくり課健診係の電話、FAX、窓口にて再発行を請求してください。
電子申請の場合は、新宿区の公式サイトから専用フォームにアクセスして、必要な情報を入力し送信しましょう。
そのほかの問い合わせ先は、次のとおりです。
- 電話:03-5273-4207
- FAX:03-5273-3930
- 窓口:新宿区新宿5-18-14 新宿北西ビル4階 第二分庁舎分官分室
請求から送付までは1週間ほどかかります。再発行を希望する方は、早めに手続きしたほうがよいでしょう。
乳エコー(超音波)検査や大腸内視鏡検査は受けられる?
新宿区のがん検診では、どちらの検査も受けられません。
新宿区ではがんの死亡率を下げる効果が認められている対策型検診と呼ばれる検査を、公的資金を利用して実施しています。
一方、乳エコー(超音波)検査や大腸内視鏡検査は任意型検診に分類されます。
任意型検診は、死亡率の減少効果が不十分だったり、検診のデメリットがメリットより多かったりするため、個人の選択により全額自己負担で受ける検査です。
乳エコー(超音波)検査や大腸内視鏡検査を希望する方は、新宿区のがん検診では受けられないため、実施している医療機関の確認と予約が必要です。
がんを予防する方法は?
定期的ながん検診以外では、生活習慣の改善ががんの予防に効果的です。具体的には、次の5つを実践するとよいでしょう。
- 禁煙
- 節酒
- 食生活の見直し
- 適度な運動
- 適正体重の維持
喫煙と過度な飲酒はがんの主な原因になるため、改善が必要です。喫煙者はたばこをやめる努力をし、非喫煙者は副流煙を吸わないように注意しましょう。
お酒は断酒が最も望ましいですが、どうしてもやめられない方は1日の飲酒量を平均1~2合程度に収め、休肝日を設けてください。
食生活では減塩や野菜と果物を350g摂ることを意識し、熱い飲み物や食べ物は冷ます癖をつけましょう。
64歳までは1日60分程度の無理のない身体活動に加えて、軽く汗をかくレベルの運動を1週間に60分ほどおこなうことが大切です。65歳以上の方は毎日40分程度の身体活動が理想です。
適度な運動を続け、BMI値を男性は23~27、女性は19~25の範囲内でキープすると、健康維持につながります。がん検診と5つの健康習慣の継続は、がん予防に効果的です。
まとめ

新宿区では6種類のがん検診を実施しており、対象年齢の女性はクーポン券の利用で乳がん検診と子宮頸がん検診を無料で受けられます。
また、生活保護受給世帯や特別区民税非課税世帯の方は、自己負担金額が免除になります。
がん検診の対象者に届く受診券は台紙から外さずに保管し、受診当日は台紙ごと医療機関に提出してください。紛失時には電子申請や窓口などで再発行請求をしましょう。
対象年齢外で新宿区のがん検診を受けられない方、効率のよいがん検査を受けたい方には、マイクロCTC検査の活用を推奨します。
体に負担がかかりやすい内視鏡検査や、抵抗を感じる方が多い子宮頸部細胞診などは不要で、1回5分の採血のみで複数のがんリスクを調べられます。
提携クリニックは新宿区に1件、近隣エリアにも複数件あるため、アクセスのよいクリニックを見つけやすいでしょう。
がんは発見が早ければ早いほど、治療の負担が減り根治の可能性が高まります。自身に適した検査を選択して、がんの早期発見につなげましょう。



