口の中は自身で観察したり触ったりできるため、定期的なセルフチェックが口腔がんの早期発見に役立ちます。
セルフチェックでは口腔内にしこりや腫れがないか、粘膜が変色していないかなどを確認しましょう。2週間以上続く口内炎にも注意すべきです。
本記事では口腔がんの早期発見につながるセルフチェック法、見落としてはいけない初期症状や前兆などについて詳しく解説します。
また、口腔がんを含む複数のがんリスクをまとめて調べられる効率的ながん検査もあわせて紹介します。
口腔がんセルフチェックではどのような症状に注目すればよいのか知りたい方、がんの早期発見に効果的な検査に興味がある方はぜひ参考にしてください。
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口腔がんとは?

口腔がんとは、口の中にできる舌がんや歯肉がん、頬粘膜がんなどの総称です。
口腔がんは、がんの進行に伴い5年生存率が大幅に減少し、死亡率は50歳以降から上昇する傾向があります。
がんの発生部位に腫れや変色がみられることがありますが、初期は痛みや出血がほぼないため、がんによる症状と気づかず放置されるケースも多いです。
口腔がんの症状、5年生存率と死亡率について詳しく解説します。
口腔がんの症状
口腔がんの症状の一例は、次のとおりです。
- 痛みや出血を伴わない腫れ、しこり
- 粘膜の変色や変形
- 口や喉の動きに関する違和感
- 2週間以上続く口内炎に似た炎症
口の中にがんができると、腫れやしこり、粘膜の変形、変色などの異変がみられることがありますが、初期には痛みや出血はほぼありません。
がんが進行すると口を動かしにくい、嚥下しにくい、話しにくいなどの違和感が生じる方もいます。
また、あご下や首筋に無痛のしこりがあらわれる場合は、リンパ節への転移が疑われます。
さらに、口内炎に似た炎症も口腔がんの症状の一つで注意が必要です。
日常生活の中で生じる口内炎は1週間程度で自然治癒するケースが多い一方、がんが原因の炎症は2週間以上治らない傾向があります。
炎症が長引く際は、早めに医療機関を受診しましょう。
口腔がんの5年生存率・死亡率
口腔がんの5年生存率を、がんの進行度合ごとにまとめた表は次のとおりです。
| 進行度合 | 5年生存率 |
|---|---|
| がんが発生部位に留まる段階 | 86.6% |
| 周囲のリンパや臓器に広がる段階 | 53.5% |
| 離れた臓器やリンパにまで広がる段階 | 13.9% |
がんの進行に伴い、5年生存率が大幅に下がることがわかります。
また、口腔がんの死亡率は男女ともに50歳以降に上昇する傾向があります。人口10万人あたりの死亡数を年齢階級別にまとめると次の表のとおりです。
【男性】
| 年齢階級 | 死亡率(人/10万人) |
|---|---|
| 40~44歳 | 0.9人 |
| 45~49歳 | 1.5人 |
| 50~54歳 | 3.3人 |
| 55~59歳 | 6.3人 |
| 69~64歳 | 12.2人 |
| 65~69歳 | 18.5人 |
| 70~74歳 | 25.6人 |
| 75~79歳 | 33.7人 |
| 80~84歳 | 45人 |
| 85歳以上 | 55.4人 |
【女性】
| 年齢階級 | 死亡率(人口10万対) |
|---|---|
| 40~44歳 | 0.5人 |
| 45~49歳 | 0.9人 |
| 50~54歳 | 1.4人 |
| 55~59歳 | 1.5人 |
| 69~64歳 | 2.4人 |
| 65~69歳 | 2.9人 |
| 70~74歳 | 4.1人 |
| 75~79歳 | 7.1人 |
| 80~84歳 | 11.1人 |
| 85歳以上 | 26.4人 |
加齢に伴う死亡数の増加は、女性よりも男性のほうが顕著にみられます。
喫煙や飲酒の習慣がある方は口腔がんの発生リスクが高いため、セルフチェックや定期検診を続けることが大切です。
口腔がんの早期発見のためにセルフチェックが大切

口腔がんのセルフチェックは早期発見に効果的で、5年生存率の向上にもつながります。
浸潤や転移のない初期の段階で口腔がんを発見できれば、がん細胞の切除手術が受けられる可能性が高いです。
また、発見が早いほど治療にかかる期間や費用、肉体への負担などを抑えられます。
初期の口腔がんは痛みや出血がほぼないため、腫れやしこりに気付いても医療機関の受診にはつながらないことも多いです。
しかし、セルフチェックで粘膜の変色や長引く炎症などの異変もいち早く発見できれば、検診を受けるきっかけになりやすく、早期治療につながる可能性が高まります。
口腔がんの初期症状・前兆をセルフチェック

口腔がんのセルフチェックでは、唇の内側、歯肉、頬の内側、口蓋、舌の状態をよく確認しましょう。
赤色や白色に変色した部分があったり、腫れやしこりが硬くなったりしている場合は注意すべきです。
口腔がんのセルフチェック法や見逃してはいけない症状について、詳しく解説します。
セルフチェック方法
口腔がんのセルフチェックは次のような手順でおこない、口の中全体を丁寧に観察しましょう。
- 唇の内側をチェック
- 歯肉の外側をチェック
- 頬の内側をチェック
- 歯肉の内側をチェック
- 口蓋(上あご)をチェック
- 舌の表面、裏側、側面をチェック
- 舌を上げて口腔底をチェック
口の中の状態をよく観察できるように、セルフチェックは明るい場所で大きめの鏡を使用しておこないます。
入れ歯を入れている方は、外した状態でチェックしましょう。
唇や頬を引っ張ったり、舌や粘膜を触ったりする必要があるため、指にガーゼやティッシュを巻くことをおすすめします。
注意すべき症状
セルフチェックで次のような症状を発見した場合は、注意が必要です。
- 粘膜が赤や白に変色している
- 治りの悪い腫れやしこりがある
- 2週間以上治らない口内炎がある
- 舌や頬を動かしにくい
口腔内の異変に気付いた際、痛みや出血がないから大丈夫と自己判断してはいけません。
上記のような症状を発見したら、早めに医療機関を受診し詳しい検査を受けましょう。
口腔がんと口内炎の見分け方

口腔がんになると口内炎に似た炎症が生じることがありますが、次のような違いがあります。
| 比較項目 | 口腔がんによる炎症 | 口内炎 |
|---|---|---|
| 痛み、出血 | 初期は痛みも出血もほぼない強い痛みや出血を生じるとがんが進行している可能性がある | 会話や食事に悪影響を及ぼすほどの痛みを伴うことがある |
| 主な原因 | がん細胞による炎症 | ストレス、栄養不足、疲労、口腔内の傷、免疫力の低下、入れ歯の不具合、虫歯など |
| 治るまでの期間 | 2週間以上治らないことが多い | 基本的に1週間程度で自然治癒する |
痛みや出血の有無、治るまでの期間の違いは、口腔がんによる炎症と口内炎を見分けるポイントになりやすいでしょう。
口腔がんになりやすい方の特徴

喫煙や飲酒の習慣がある方、口腔ケアが不十分な方は口の中にがんが発生しやすいです。
また、栄養面やがんの既往歴も口腔がんの発症に影響する場合があるため、口腔がんになりやすい方の特徴について詳しく解説します。
喫煙・飲酒の習慣がある
1日の喫煙箱数×喫煙年数で算出する累積喫煙指数が60を超える男性は、非喫煙者よりも口腔がんの罹患リスクが5.2倍増加します。
また、非飲酒者と飲酒者で比較した場合、週1回以上の飲酒習慣がある男性は2.2倍、1日平均2合以上飲酒する男性は3.8倍高くなります。
女性も喫煙や飲酒の習慣があると、がんの罹患リスクが上昇すると報告されているため、男女ともに喫煙量や飲酒量が多いほど口腔がんを発症する可能性が高いです。
口腔内の清掃状態が悪い
口の中の清掃不良は、口腔がんのリスクを高める可能性があると報告されています。
そのため、日常的な口腔ケアや歯科医院での定期的なクリーニングで、口の中を清潔に保つことが大切です。
虫歯の放置も口腔内を不衛生にする原因になるため、治療は早めに済ませるべきです。
また、口の中が乾燥していると虫歯や歯周病になりやすく、口腔環境を悪化させる可能性があります。
耳やあごの下にある唾液腺をマッサージして唾液の分泌を促したり、加湿器を活用したりして口腔内の乾燥を対策しましょう。
鉄分・ビタミンが不足している
鉄分やビタミンB12が不足し貧血状態になると、口腔粘膜が萎縮したり通常よりも薄くなったりして、口腔内の環境が乱れる場合があります。
また、粘膜細胞の再生や安定に悪影響を与える可能性もあり、結果的に口腔がんの発生リスク上昇につながることがあります。
がんの既往歴がある
口腔がん患者の10.9%に、上部消化管にがんや前がん病変が見つかったという報告があります。
具体的には138名の口腔がん患者に対して、手術前に上部消化管内視鏡検査をおこなったところ、10名は食道に、5名は胃にがんもしくは前がん病変が見つかりました。
上記の結果から、食道がんや胃がんの既往歴がある方は、口腔内にもがんが生じやすい可能性があると考えられます。
がんの早期発見にマイクロCTC検査がおすすめ
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血中に漏れ出たがん細胞そのものを捕捉できるマイクロCTC検査は、がんの早期発見に高い効果が期待できます。
口腔がんの検査では主に視診や触診、画像検査などをおこないますが、初期の小さながんは発見に至らないことがあります。
しかし、マイクロCTC検査は腫瘍が1cm未満でも検出可能です。
さらに、一度の検査で口腔がん以外のがんリスクも調べられるため効率的で、がん細胞が見つかった際のアフターフォローも充実しています。
がんの早期発見にマイクロCTC検査をおすすめする3つの理由を詳しく解説します。
採血のみで全身のがんリスクを判定可能
マイクロCTC検査は10㏄の採血のみで、血液がんを除く全身のがんリスクを一度に判定できます。
全身MRI検査(DWIBS)やPET-CT検査を活用すれば、複数のがんをまとめて調べられますが、いずれも検査前には絶食が必要です。
また、比較的短時間で済む全身MRI検査でも1時間程度、PET-CT検査は2時間前後かかります。
さらに、ペースメーカーをつけている方や妊娠中の方はMRI検査を受けられない、PET-CT検査では放射線被爆があるなどのデメリットもあります。
一方、マイクロCTC検査は1回5分の採血のみで済むため、仕事の合間でも受けやすいです。絶食する必要もなく、もちろん放射線被爆もありません。
負担が少ない検査で効率よく全身のがんリスクを調べたい方には、マイクロCTC検査がおすすめです。
高精度の検査と万全のアフターフォロー体制を実現
偽陽性が少ないCSV抗体を活用した検査方法を導入しているマイクロCTC検査は、浸潤や転移を起こす可能性が高い間葉系のがん細胞を高精度で捕捉できます。
また、国家資格を所有する臨床検査技師が顕微鏡で細胞を詳しく調べて最終診断をするため、マイクロCTC検査の結果は信頼できます。
がん細胞が検出された方は、悪性腫瘍の専門医であるセンター長に無料で相談可能です。
アフターフォローは精密検査後も続き、がんの疑いが見つかった場合には適切な医療機関への紹介状の作成、見つからなかった場合には今後の生活指導などの対策を相談できますが。
納得の結果と安心のサポートは、マイクロCTC検査ならではの魅力といえるでしょう。
全国の提携クリニックで検査ができる
マイクロCTC検査が受けられる提携クリニックは、全国各地に200軒以上あります。
提携クリニックの大部分がオンライン予約に対応しており、事前に個人情報や問診票の入力、支払い方法の選択などを済ませられます。
予約時にクレジットカード決済を選択した方は当日の支払いは不要のため、採血後の待ち時間がなく全体の流れが非常にスムーズです。
受診を希望する方は、公式サイトで都合のよい提携クリニックを検索してみるとよいでしょう。
口腔がんのセルフチェックに関するよくある質問

最後に口腔がんのセルフチェックに関するよくある3つの質問に回答します。
セルフチェックの理想的な頻度、セルフチェックで異変を見つけた際に受診すべき科、口腔がんの治療法について知りたい方は、ぜひ参考にしてください。
セルフチェックをおこなう頻度は?
口腔がんセルフチェックは、月に1回のペースでおこなうとよいでしょう。
セルフチェックを習慣にすると、粘膜の変色や腫れなどの小さな変化にも気付きやすくなります。
口内炎のような炎症がなかなか治らない場合は、セルフチェックのタイミングでなくても状態をよく観察すべきです。
2週間以上続く際は、医療機関を受診し原因を確かめることをおすすめします。
症状がある場合は何科を受診すべき?
口腔がんセルフチェックで何らかの症状が見つかった場合は、まず歯科を受診するとよいでしょう。
かかりつけの歯科医院があれば、小さな異変にも気付いてもらいやすいです。
口腔がんの治療法は?
口腔がんの治療法は、がんの状態や進行度により異なりますが、基本的に手術をおこないます。
がん細胞を切除しきれなかった場合には、術後に放射線治療や抗がん剤を使用する治療を組みあわせて経過を観察します。
まとめ

口腔がんセルフチェックは、がんの早期発見や生存率の向上に役立ちます。
セルフチェックする際は口腔内を隅々まで丁寧に観察し、腫れやしこり、粘膜の変色の有無を確認しましょう。
口腔がんを発症すると口内炎に似た症状がみられることがありますが、痛みの有無や治るまでの期間の違いで、がんによる炎症か日常的に生じる口内炎なのかを見分けられます。
口腔がんセルフチェックで気になる症状があれば、すぐに歯科を受診すべきです。
口腔がんに限らず、複数のがんのリスクをまとめて調べたい方には、マイクロCTC検査がおすすめです。
1回5分の採血のみで血液がんを除く全身のがんリスクを判定可能で、肉体的にも時間的にも負担を大きく軽減できます。
血中に漏れ出るがん細胞を検出する検査のため、画像検査では見つけにくい初期の小さながんの発見にも役立ちます。
受診を希望する方は、ぜひ公式サイトで詳細を確認してみてください。



