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抗がん剤治療中に食べてはいけないものは?副作用別に食事のポイントを解説

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この記事を読めば分かること
  • 抗がん剤治療中に食べてはいけないものと注意すべき食材
  • 副作用別に食事のポイントと症状に応じた栄養摂取の工夫
  • 全身がんリスクと治療効果を判定するマイクロCTC検査の活用

抗がん剤治療は、科学的に根拠が認められた治療法です。しかし、副作用が発症するケースが多いため不安を抱いている方もいるでしょう。

抗がん剤の代表的な副作用は、吐き気・嘔吐、食欲不振などです。そのため、抗がん剤治療中に食事の摂取量が減るケースが少なくありません。

本記事では、抗がん剤治療の副作用が食事に与える影響をはじめ、抗がん剤治療中に食べてはいけないもの、副作用別の食事のポイントを詳しく解説します

抗がん剤治療中の方や、今後抗がん剤治療を受ける方は、副作用を乗り越えるためにぜひ参考にしてください。

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目次

抗がん剤治療の副作用が与える食事への影響

抗がん剤治療は、がん細胞の増殖を抑えたり、死滅させたりと、がん治療の効果を高めることに有効です。

また、がんによるつらい症状の緩和や再発・転移の防止にも非常に役立ちます。

しかし、抗がん剤は正常な細胞にも作用するケースが多いです。とくに食道・胃・腸などの消化管の細胞がダメージを受けると食事に大きな影響を与えます。

はじめに、抗がん剤治療における食に関する主な副作用と、副作用が発現する時期を詳しく解説します。

食に関する主な副作用

抗がん剤治療では、主に下記の食に関する副作用が現れます。

  • 吐き気・嘔吐
  • 味覚・臭覚障害
  • 口内炎
  • 下痢・便秘
  • 食欲不振

抗がん剤治療の代表的な副作用は、吐き気・嘔吐です。抗がん剤が脳の神経(嘔吐中枢)や消化管の粘膜を刺激すると、食道・胃に不快感が生じて嘔吐が起こります。

また、舌・軟口蓋などに存在する味覚を感じるセンサー(味蕾)や、味覚を脳に伝える神経が影響を受けて味覚障害がみられる場合が多いです。

抗がん剤治療中の患者の30~40%は、口内炎を発症するといわれています1

抗がん剤による口の粘膜の炎症や、免疫力の低下、ウイルス感染などが口内炎を引き起こします。

そして、抗がん剤が副交感神経を刺激して腸が活発になったり、腸の細胞が傷つき水分を吸収する能力が弱まったりと、下痢を繰り返すケースも少なくありません。

一方、腸の動きが抑制されることで食べ物が肛門に運ばれない場合は、便秘になります。

そのほか、食欲をコントロールする脳視床下部が、抗がん剤の作用による消化管の機能低下や心理的なストレスの影響を受けて正常に働かなくなると、食欲不振が起こります。

副作用の発現時期

抗がん剤治療による副作用は症状に応じて発現時期が異なり、また、頻度・程度も個人差があります。

自身でわかる副作用と検査でわかる副作用の発現時期は、次のとおりです。

1週目2週目3週目4週目
自身でわかる副作用吐き気・嘔吐
味覚障害
下痢・便秘
食欲低下
全身倦怠感
口内炎
下痢
全身倦怠感
脱毛
全身倦怠感
頭痛
手指・足趾のしびれ感
耳鳴り
検査でわかる副作用肝機能障害
腎機能障害
心機能障害
骨髄抑制
白血球減少
好中球減少
血小板減少
骨髄抑制骨髄抑制貧血

抗がん剤投与直後には、アレルギー反応や血圧低下、不整脈、呼吸困難などが生じる場合があり、吐き気・嘔吐が伴うケースが多いです。

2~3週目になると、口内炎や口腔内の痛み・乾きなどの症状が出て脱毛がはじまり、徐々に神経毒性と呼ばれる症状が現れます。

手指・足趾がしびれたり、冷感刺激に敏感になったりと、知覚異常が生じて怪我や事故につながりやすくなるため、注意が必要です。

抗がん剤治療中に食べてはいけないもの

抗がん剤治療中は、治療効果を最大限に引き出すために、食事に気をつけることが重要です。

控えるべき食材・食事は、次のとおりです。

  • グレープフルーツ
  • セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)
  • 脂肪分の多い食事

次章では、これらを食べてはいけない原因を紹介します。

グレープフルーツ

グレープフルーツの果肉には、「フラノクマリン類」と呼ばれる苦味成分が含まれています。

「フラノクマリン類」には、薬の分解を阻害して抗がん剤の吸収量を増加させ、血中濃度を高める作用が認められており、結果、副作用が強く出る恐れがあります。

抗がん剤治療中は、グレープフルーツの摂取を避けた方がよいでしょう。

そのほか、下記の食材にフラノクマリン類が含まれています。

  • はっさく
  • 夏みかん
  • ダイダイ
  • サワーオレンジ
  • イチジク
  • ザクロ

摂取する際は、医師や薬剤師に相談しましょう。

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)

セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)とは、ヨーロッパ・西アジア、北アフリカなどに生息する植物です。

うつ病や更年期障害、自律神経失調症などの症状を和らげる効果が期待できるため、ハーブティーやマッサージオイル、スキンケアなどに活用されています

セントジョーンズワートと多くの薬剤は、有害な相互作用を起こすことがわかっており、抗がん剤の効果が低下する恐れがあります。

そのため、抗がん剤の治療中はセントジョーンズワートを含む商品の使用は控えましょう。

脂肪分の多い食事

脂肪分の多い食事は、抗がん剤の吸収を上昇させたり、低下させたり、血中濃度に影響を与える可能性があります。

また、胃腸がダメージを受けて食欲不振の原因になるケースも少なくありません

抗がん剤の治療中は、肉類・加工肉などの高脂肪な食材や、極端に辛い・甘い味付けは避けて、高タンパク・高カロリーの消化のよいものを食べるよう心がけましょう。

おすすめの食べ物は、下記のとおりです。

  • おかゆ、うどん、フレンチトースト
  • 豆腐や納豆などの大豆製品
  • 茶碗蒸し、プリンなどの卵料理
  • 白菜、かぶ、ほうれん草などの野菜
  • バナナ、リンゴ、メロンなどの果物

そのほか、消化機能が衰えている場合は、食事の回数を増やして一度に食べる量を減らすこともポイントです。

抗がん剤治療中は症状に応じて食事を工夫

抗がん剤の治療中は、エネルギーを多く消費します。

体力・栄養が不足していると、免疫力が下がって感染症を引き起こしやすくなり、がんの再発・転移につながるリスクも増えます

抗がん剤の副作用で十分な栄養が摂れないときは、食事の内容を工夫するとよいでしょう。

次章では、症状ごとにおすすめの食事を紹介します。治療を持続させるためにも、ぜひ参考にしてください。

吐き気・嘔吐がある場合

吐き気・嘔吐がある場合は、次のような工夫をしましょう。

  • 少量ずつ食べて、食事の回数を増やす
  • よく噛んで、ゆっくり食事をする
  • 冷たいもの・口当たりがよいものを食べる
  • ニンニク・ハーブなどのにおいが強いものを避ける
  • 脂っこい食事は控える

少量でも食べることを心がけ、まったく食べられないときでも水分補給を忘れないことが大切です。

また、食後すぐに横になることで胸やけ・胃もたれが起こりやすくなります。1~2時間程度は椅子に座ってゆっくり過ごしましょう

味覚・臭覚の変化がある場合

しょうゆ味や塩味に苦味を感じる、または金属味がする場合は、下記を試してみましょう。

  • だしを利かせて薄味に調理する
  • バターや乳製品でコクを出す
  • ごま・ゆずなどの風味を足す

甘味を強く感じる際は、下記の工夫がおすすめです。

  • 砂糖・みりんの使用を控えて塩味を足す
  • お酢やレモンなどの酸味でアクセントをつける
  • 味噌汁・スープなどの汁物を食べる

まったく味を感じないときは、味付けや香りを濃くして食事の温度を変えたり、食感が強い食材を使ったりなどの工夫をしましょう

口内炎がある場合

口内炎を発症した場合の食事のポイントは、下記のとおりです。

  • 熱いものは人肌程度まで冷ましてから食べる
  • 辛み・酸味・塩味が強い食事は避ける
  • 柔らかく煮込んだり、細かく刻んだり、食べやすくする
  • 柑橘系の果物や水分が少ない食材の摂取を控える

抗がん剤による口内炎には、おかゆ・卵料理・ゼリーなど、口内への刺激が少ないなめらかな食感の食事がおすすめです。

また、出血や強い痛みがある場合は、我慢せず医師・看護師に相談しましょう。

便秘の場合

便秘が続くと便が腸内に滞留し、腸閉塞や腸管穿孔を引き起こすことがあります。抗がん剤による便秘の改善には、下記が効果的です。

  • 食物繊維の多い食材を摂取する
  • 食材を小さくし、よく噛んで食べる
  • 水分を多く摂る

食物繊維を多く含む食材は、便秘の解消をサポートする一方で、ガスを発生させて胃腸に負担をかけることもあるため摂り過ぎに注意しましょう。

そのほか、腹部を温めたり、腸をマッサージしたり、腸の血流や動きを活性化させることで、スムーズな排便につながります。

下痢の場合

抗がん剤による下痢は、脱水症状につながることもあります。食事の際は、下記の点に注意しましょう。

  • 消化のよいものを少量ずつ食べる
  • 噛む回数を増やして胃腸の負担を減らす
  • 熱すぎる・冷たすぎる食事は避ける
  • 脂肪や食物繊維を多く含む食材は控える

下痢が生じている場合、おかゆ・野菜スープ・味噌汁など、腸を刺激しない消化のよい食事がおすすめです。

また、失われた水分・電解質を補給するために、スポーツドリンクや経口補水液、イオン飲料などをこまめに摂取しましょう。

食欲がない場合

食欲がないときは、1日3食のルールにこだわらず、食べられるときに食べたいもの・食べやすいものを少量ずつ食べましょう。

また、盛り付けや食器を変えたり、家族・友人と食事をしたり、いつもと雰囲気や環境を変えてみることもおすすめです。

食事がまったくとれない場合は、栄養補助食品を利用して抗がん剤の副作用を乗り越えましょう。

抗がん剤治療の効果をマイクロCTC検査で判定可能

マイクロCTC検査は、血中のがん細胞を検出して個数を明示するため、抗がん剤治療の効果を判定するのに役立ちます。

事前の食事制限や薬剤の投与などが一切不要なことから、身体の負担を抑えながら自身のがん細胞の増殖状況を確認したい方におすすめです。

また、検査が1回の採血のみで完了する手軽さと、予約から結果確認までWebで一貫しておこなえる簡便さも、マイクロCTC検査の魅力です。

ここからは、マイクロCTC検査の概要・費用などを紹介します。

マイクロCTC検査の仕組み

マイクロCTC検査は、増殖の過程でがん細胞が血中に流れ出す性質に着目した、先進的な血液検査です。

血中を循環するがん細胞「CTC」は非常に微量なため、まずは採取した血液から赤血球と白血球を除去し、遠心分離法で濃度を高めます

濃縮したCTCは、従来のCTC検査とマイクロCTC検査の大きな違いは、捕捉するがん細胞のタイプです。

がん再発の早期発見にもおすすめ

マイクロCTC検査は、抗がん剤治療のモニタリングのほか、がんの再発の早期発見にも有用です。

抗がん剤治療はがん細胞を縮小・死滅させる治療法ですが、ごく一部のがん幹細胞は残存してがんの再発を引き起こします

また、手術でがんを切除しても目に見えない微小ながんが残っており、増殖を繰り返して再発するケースが少なくありません。

再発の有無を確かめるために実施する画像検査では、がんが1cmに成長しない限り発見が難しいといわれています。

マイクロCTC検査の場合、血中のがん細胞そのものをキャッチするため、画像検査に写らない1cm未満のがんの早期発見につながります。

料金・クリニック概要

マイクロCTC検査の料金・概要は、下記のとおりです。

  • 料金:1回198,000円(税込)※2
  • 受診場所:全国の提携クリニック
  • 予約方法:公式サイトで可能
  • 検査結果:10日~14日程度で、Webにて確認
  • アフターフォロー:医師による無料相談を実施

マイクロCTC検査の受診を希望する方は、公式サイトで受診するクリニックを選び、検査日時を選択しましょう。

検査予約のみならず、問診表の記入や検査費用のお支払いもできるため、受診当日は非常にスムーズです。

検査結果が確定すると登録先のメールアドレスに通知が届きます。マイページにログインをして結果を確認しましょう。

がん細胞が検出された方は、医師による無料相談が受けられます。基本的に無料相談は対面電話での対応となりますが、遠方の方はオンライン面談も可能です。

まとめ

本記事では、抗がん剤治療中の副作用が与える食事への影響や副作用別の食事のポイントを中心に解説しました。

抗がん剤治療には、吐き気・嘔吐、味覚・臭覚障害、口内炎、下痢・便秘、食欲不振などの副作用があります。

治療を継続しながら副作用を乗り越えるために、症状に応じて食事を工夫しましょう

抗がん剤治療の効果が知りたい方や、がんの再発の有無を確認したい方には、マイクロCTC検査がおすすめです。

マイクロCTC検査は、血中のがん細胞そのものを捕捉して個数を明示する全身のがんリスク検査です。

定期的に活用してがん細胞の増殖状況を早期に把握し、適切な治療につなげましょう。

〈参考サイト〉
※1:大阪国際がんセンター 臨床栄養委員会|口内炎 症状解説編
※2:マイクロCTC検査 | 血中のがん細胞を捕捉するがんリスク検査

※本記事は可能な限り正確な情報を記載しておりますが、内容の正確性や安全性を保証するものではありません。

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